民数記7章 ケハテ族には何も与えなかった

民7:9「しかしケハテ族には何も与えなかった。彼らの聖なるものにかかわる奉仕は、肩に負わなければならないからである」
メラリ族がゲルション族の倍の車と雄牛が与えられているのは(7-8)、メラリ族が幕屋の周りを囲む板を運ばなければならないからです(3:36)。それに対して、ケハテ族は聖所の器具の運搬を自分たちの肩に乗せてしなければなりませんでした(4:15)。特に契約の箱、パンの机、香壇などはそれぞれの器具に金の環が取り付けられ、そこに棒を通して肩に担ぐようになっていました(出25:12,26)。それは聖なるものに直接手を触れないためであり、手を触れることは主の怒りに触れることになります。この決まりを破ったのがウザで、神の箱がひっくり返りそうになるのを見て、手を伸ばして支えようとしました(2サム6:6-7)。ウザは主の怒りに触れ死にました。ウザはレビ族でもなく、レビのメラリ族でもありませんでした。現在でもメラリ族の子孫は継承されて生きているとは思いますが、肝心の契約の箱がありません。約束の地に入って、レビ族が幕屋を繰り返して作ったり、たたんだりする必要がなくなりました。ダビデは彼らを賛美の奉仕者として割り当てたのです(1歴23:25-32)。エゼキエル神殿が出来て、神殿で捧げものが捧げられるようになるときには、レビ族たちが祭司の務めを果たすようになるのでしょうか?