民数記26章 コラの子たちは死ななかった

民26:11「しかしコラの子たちは死ななかった」
コラに加担したダタンとアビラムはルベン族の者たちでした(16:1)。コラ自身はレビの子ケハテの孫に当たり(16:1)、モーセとアロンとはいとこの関係になります(59)。モーセ、アロン、コラはケハテの孫に当たり、ケハテ族は天幕の最も重要な聖所、至聖所にまつわる奉仕をしていました(4:4)。ケハテ族は聖所にある道具を肩に負わなければならず(7:9)、彼らにはゲルションやメラリ族のように牛や車が与えられていませんでした(7:7)。そのような大事な奉仕をするケハテ族からの反乱には、主も心を痛めましたがコラの子たちは殺されずに助かりました。どうやら主の奉仕をする者には誘惑がつきものらしく、新約ではヤコブが教会で教師になる人は格別きびしいさばきを受けると語っています(ヤコ3:1)。アロンの息子たちも違った火を主にささげて死んでいます(61)。主が選んだレビ族が、必ずしも完ぺきだったわけではありません。レビ族は産まれてから、30歳になるまでずっと訓練を受け(4:3)、50歳で引退となります(8:25)。長い訓練の間には誘惑を断ち切る信仰も養われなければならなかったはずです。