ヨシュ1:6「強くあれ。雄々しくあれ。わたしが彼らに与えるとその先祖たちに誓った地を、あなたは、この民に継がせなければならないからだ」
モーセはとても謙遜な男でした(民12:3)。モーセは最初、主からのことばをパロに伝えるように言われたとき、口べただからと断るほど内気な性格でした(出6:12)。主から「うなじのこわい民(出33:3)」と言わしめたイスラエルの民を導くのは大変です。モーセが120歳になり、死ぬ間際にもヨシュアに対して「強くあれ。雄々しくあれ(申31:7)」と言っています。また、イスラエルの民からも「ただ強く、雄々しくあってください(18)」と言われています。しかし、イスラエルの民はヨシュアをモーセの後継者として認めており、「あなたが私たちに命じるどんなことばにも聞き従わない者があれば、その者は殺されなければなりません(18)」と、ヨシュアに従う姿勢を見せています。あと3日で約束の地に入るのなら(11)、もう待ったなしの状況です。あれこれ準備をしているひまはありません。ヨシュアがイスラエルの民を導くのに必要なものは、度胸だけです。先祖の地を継ぐためには、主に全き信頼を置いて従うために雄々しくなければなりません。ヨシュアも覚悟を決めたようです。