ルカ21章 終わりは、すぐには来ません

ルカ21:9「戦争や暴動のことを聞いても、こわがってはいけません。それは、初めに必ず起こることです。だが、終わりは、すぐには来ません」
第二次世界大戦では一部の統計では1億人近い犠牲者があったとされています。1945年4月のドイツの降伏の後、同年8月に日本が降伏しました。日本の降伏が早まったのは原爆投下が大きな要因となったとされています。それゆえに第3次世界大戦が起きるとしたら、核を使った人類史上経験したことのない大惨事になると予想されています。以前にも増して戦争の噂は、より怖いものとなっています。また、ペスト(黒死病)が14世紀に流行したとき、8500万人いた当時の世界人口の3000から4000万人が死んだと記録されています。黙示録では4人の御使いによって人類の3分の1が殺される記事があります(黙9:18)。そして、世界中で毎世紀ごとに飢きんが発生しています。ヨセフの時代のような7年の飢きんの記録はありませんが、21世紀に近づくにつれて世界各地で飢きんが起きています。いつの時代にも聖書を知る人たちは、これが世の終わりのしるしだと噂し、イエス様が来られるのは近いと考えていました。しかし、聖書にははっきりと「終わりはすぐにはきません」と書かれています。「時は近づいた」という人がますます増える中、「こちらだ」とか「あちらだ」とか言う言葉に惑わされないようにしなければなりません。