エペソ5章 酒に酔ってはいけません

エペ5:18「また、酒に酔ってはいけません。そこには放蕩があるからです。御霊に満たされなさい」
世界中の各地に歓楽街があり、風俗があります。日本では道路交通法が強化され、酒気帯び運転は即刻免停、もし事故を起こすなら交通刑務所に収監されます。そういう意味では、飲み会などに車で移動するのは、クリスチャンとしては好都合です。「今日は車で来たから」と言えばアルコールは飲まなくて済みます。パウロが社会から孤立して、世捨て人のようになれ、と言っているようには思えません。「機会を十分に生かして用いなさい(16)」は、人との接点がなければ無理なことです。どれが主のためになり、どれが俗悪なのかは「主のみこころ(17)」、すなわち聖書に書かれていることで判断できます。エペソの人にはすでに「良い行ない」は、あらかじめ主が備えてくださっていることを述べています(2:10)。「すべてのことに感謝しなさい(1テサ5:18)」は有名な御言葉ですが、エペソの教会にも(20)、コロサイの教会にも(コロ3:17)、同じように書き送っています。酒に酔った状態で神に賛美を捧げても(19)、神が喜ばれるはずはありません。パウロは酒ではなく、聖霊に満たされることを勧めています(18)。酒の話は、不品行な者や、汚れた者や、むさぼる者たち(5)の延長上にあります。偶像礼拝は、身の周りの乱れから来るのです。