コロサイ3章 新しい人を着たのです

コロ3:10「新しい人を着たのです。新しい人は、造り主のかたちに似せられてますます新しくされ、真の知識に至るのです」
「造り主のかたち」というのは、ギリシャ語「eikon(アイコン)」が使われ、英語でいう「イメージ」の意味があります。アダムは神に似せて造られたことが創世記に書かれています(創5:1)。パウロは「キリストのうちにこそ、神の満ち満ちたご性質が形を取って宿っています(2:9)」とすでにコロサイの人たちに伝えています。これらを合わせて考えるなら、創造主のイメージに近づくなら、イエス様のようになるとも取れます。また、パウロは「鏡のように主の栄光を反映させながら、栄光から栄光へと、主と同じかたちに姿を変えられて行きます(2コリ3:18)」とコリントへの手紙に書いており、段階を追って次第にキリストのように変えられていくことを説明しています。それは、鏡に映るもののように、キリストの栄光が輝くときに、自分たちの栄光も輝けるようになるということです。「ますます新しくされ」というのは、2017年度訳によれば「新しくされ続け」となっています。もし、肉の欲に従って「むさぼり」続けるなら、それは無意識のうちに偶像礼拝を繰り返していることになります(5)。新しい人を着たのなら、新しい人のようになれるでしょう。それには古い人を追い払い、新しい人を受け入れる努力が必要です。自分が死ねば、キリストは生きるのです。