詩篇148篇 主が命じて、彼らが造られた

詩148:5「彼らに主の名をほめたたえさせよ。主が命じて、彼らが造られた」
誰が誰をほめたたえるのでしょうか?この詩によれば、すべての造られたものとされています。新約では「被造物」という言葉をパウロが使っています。御使いから始まり(2)、日、月、星(3)、天(4)と続き、いろいろな生き物のあとで人が登場します(11)。人格のないものに神はほめたたえられるのでしょうか?その真偽はわかりませんが、パウロは「被造物も、切実な思いで神の子どもたちの現われを待ち望んでいるのです(ロマ8:19)」とやはり、すべて造られたものが神の到来を待ち望んていると述べています。おもしろいことにパウロは「被造物自体も、滅びの束縛から解放され、神の子どもたちの栄光の自由の中に入れられます(ロマ8:21)」といい、人以外の被造物も滅びの束縛から解放されると言っています。もし、人の体が新しくされ死ぬことがなくなるのなら(1コリ15:54)、その他の植物や動物に至るまでそのようになるのかも知れません。この詩の歌い手はいのちはすべて神が命じてお造りになったことを知っている者です。生けるものにとどまらず、太陽や星までもが主をほめたたえるのなら、主の栄光はいかに偉大なものかがわかります。