詩篇119篇152節まで あなたのさとしは奇しく

詩119:129「あなたのさとしは奇しく、それゆえ、私のたましいはそれを守ります」
129節から136節までは、ヘブル語のアルファベット17番目の「pe(ぺ)」から始まる単語でつづられています。129節では「pele(ペレ)」が使われ「奇しい」の意味です。以下、130節「pethach(ペサック)」「開く」、131節「peh(ぺー)」「くち」、132節「panah(パナー)」「向ける」、133節「paam(パアム)」「歩み」、134節「padah(パダー)」「贖い」、135節「paniym(パニーム)」「御顔」、136節「peleg(ペレグ)」「川」となっています。英語の「p」の発音と同じなのでわかりやすいですが、これらを歌い始めに持ってくるのは、かなりヘブル語に精通していなけばできません。129節を見るならば、まず「奇しい」と歌い始め、それは「あなたのさとし」のことだと続きます。さとしは「諭し」のことで、行ないや言葉について正しい態度や使い方を教えることです。それは「奇しい」、英語訳では「wonder」となっており、「驚異」であり「驚嘆」すべきものだと歌っています。次の節では「みことばの戸が開き(130)」、「口を大きく開けて(131)」と「pe(ぺ)」を繰り返し使って主を賛美しています。119篇の真骨頂と言える部分です。