ネヘミヤ4章 角笛の鳴るのを聞いたら

ネベ4:20「どこででも、あなたがたが角笛の鳴るのを聞いたら、私たちのところに集まって来なさい。私たちの神が私たちのために戦ってくださるのだ」
神がすべてを働かせて益にしてくださることは聖書を読む者なら知っていることです(ロマ8:28)。神が守ってくださるなら、槍や盾を持って作業する必要はないはずです。ネヘミヤは「私たちは神に祈り、彼らに備えて日夜見張りを置いた(9)」と言っています。神が守ってくださるからと言って、寒い冬に裸で寝る人はいないでしょう。人には知恵が与えられています。ネヘミヤのように敵に備えて日夜見張りを立てることは、神に信頼していないことではありません。すべてをゆだねるということを、自分の判断をまったく放棄することと勘違いしてはなりません。祈り求め、自分が出来る範囲の努力は惜しまずするべきだと思います。しかし、その結果は主にゆだねるべきです。ウリムとトンミムの石を取り分けるように、どちらの結果が出ようが、すべては主がご存知です。「角笛」は行進や出撃の合図です。何か起きるならすぐに集合して、次の行為に備えるのです。結局、ネヘミヤは夜警の当番を決め、昼間働けるように工夫しました(22)。エルサレムの城壁が完成するなら、その土地の権力者たちは自由にそこに入れなくなるかもしれないと恐れたのだと思います。ペルシャ王と土地の利権者の意識はかけ離れていました。