1テモテ4章 年が若いからといって

1テモ4:12「年が若いからといって、だれにも軽く見られないようにしなさい。かえって、ことばにも、態度にも、愛にも、信仰にも、純潔にも信者の模範になりなさい」
日本のテレビでは年齢が表示されることがよくあります。人格よりも、容姿、年齢が先に観察される傾向にあり、テレビを見続けるなら、人を正しい目で判断することができなくなってしまいます。スウェーデン環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんは16歳で、国連で世界に向けて温暖化対策を訴えました。多くの人たちは彼女の言葉に耳を傾けましたが、16歳の少女が生意気だという意見もありました。パウロが教えるように、ことば、態度、愛、信仰において誰からも認められるような人ならば、若くても軽くみられることはないでしょう。パウロは監督者になるには、家庭を治めている必要があり(3:4)、信者になりたての人は避けた方がよいと語っています(3:6)。日本や韓国では、自分の話す相手が年上かどうかを気にします。先輩、後輩はいくつになってもその上下関係は崩れません。聖書が教えるように、すべての人を何の色眼鏡をとおして見ずに、そのまま受け入れ愛することが出来れば、キリストの愛に近づいたと言えるでしょう。パウロの言うように「うそつき」「偽善」が、蔓延するなら(2)、信仰から離れてしまいます。人の地位や学歴、出身で人を見始めるなら、惑わす霊がその人の中に入っているのです(1)。