ダニエル7章 ひと時とふた時と半時の間

ダニ7:25「彼は、いと高き方に逆らうことばを吐き、いと高き方の聖徒たちを滅ぼし尽くそうとする。彼は時と法則を変えようとし、聖徒たちは、ひと時とふた時と半時の間、彼の手にゆだねられる」
第4の獣が現れてから、御座が整えられ永遠の主権を持つお方がやってきます(7-14)。第4の獣は前の3つの獣とは比較にならないほど強力だとあります(7)。その角は大きな意味を持ち、10本プラス小さな1本、そしてその小さな1本のために初めにあった3本が引き抜かれます(7-8)。もう、何十もの解釈を聞いてきましたが、時間が経つにつれて、その解釈も変わっていき、ロシア、アメリカ、イギリス、イスラエル、トルコ、ペルシャ等々、その時代で起きたことをなんとか預言に当てはめようと必死です。2020年の世界状況を考えるなら、中国、インド、日本なんかも登場させてみたらいかがでしょうか。8章ではガブリエルが解き明かした、メディア、ペルシャギリシャまでは理解できます。アレキサンダーの死後、4つに分かれたエジプト、シリヤ、マケドニア小アジアはよく知られています。しかし、そこからは時間が経ちすぎており、いきなり終末のときになります。いと高き主権者に逆らう者たちの時代が許されており、3年半逆らう者の手に聖徒がゆだねられます。また2300の夕と朝が過ぎるまで(8:14)も同じことです。本当のことはまだ隠されているのでしょう。ほら「こちらだ」とか「あちらだ」と言っても後を追いかけではなりません(ルカ17:23)。