ゼカリヤ13章 見るその幻で恥を見よう

ゼカ13:4「その日、その預言者たちはみな、預言するときに見るその幻で恥を見よう。彼らはもう人を欺くための毛衣を着なくなる」

私たちには聖霊が与えられ、聖霊によって何かを知らされることはあると思います。パウロはアジヤへ行こうとしたとき、聖霊によってアジヤに行くことを禁じられています(使16:6)。また、使徒の時代にアガボという預言者が、エルサレムパウロが手足を縛られると聖霊によって告げられています(使21:11)。もし、現代にも預言者がいるなら聖霊によって語られたことを伝える者だと思います。ゼカリヤの預言では、幻を見る預言者は人を欺いており、彼らは恥を見ることになると書かれています。とにかく目に見えないものを見えると言う人には、多くの人が惑わされがちです。今では、イリュージョンなどで建物を消して見せる奇術もありますが、そのトリックはほとんど解明されており、それを行なった人に特別な力があると思う人はいません。それでも初めてそのトリックを見る人には、大きな驚きと、イリュージニストへの畏敬の念が生じるでしょう。人は目に見えないものを恐れる傾向があります。その第3の領域を見えると言い、何かの証拠でも見せようものなら、すぐに信じてしまいます。宗教もこの部類に当てはまります。キリスト教会でも預言者と名乗るなら、それなりの責任と神からのさばきを覚悟しなければなりません。