コリント1章 あなたがたのところへ行くこと

2コリ1:15「この確信をもって、私は次のような計画を立てました。まず初めにあなたがたのところへ行くことによって、あなたがたが恵みを二度受けられるようにしようとしたのです」

最初のコリントへの手紙を読む限り、教会の中では分裂がおこり、「私はパウロに付く」「私はアポロに」というように、個人の好みによって分派ができていました(1コリ1:12)。そのためにパウロは「愛」についての教えを細かにしています(1コリ13:4-8)。そしてパウロが抜けてしまった後で、苦難が訪れている様子が最初に書かれています(4-6)。パウロ自身は手紙ではなく、直接言って話し合うことを望んでおり、できればそれまでにコリントの教会の中で自らの力で苦難を乗り越えてもらいたいと願っています(8-10)。それは最初に書いた「コリント人への手紙第一」の中に、全ての問題解決となる指針を示しており、その内容が理解できるならコリントの教会で解決できると信じているからです(13)。パウロイエス・キリストのことばはすべて「はい」と言えるもので、そのことばの中に同時に「いいえ」となるようなものはないと言っています(17-20)。例外のない法律はないと言いますが、イエス・キリストにあっては、一言一句が全て真実で、地に落ちることはありません。パウロが訪問して問題解決するのではなく、コリント教会の信仰で解決するなら、キリストのことばは生きてくるのです。