1ペテロ2章 肉の欲を遠ざけなさい

1ペテ2:11「愛する者たちよ。あなたがたにお勧めします。旅人であり寄留者であるあなたがたは、たましいに戦いをいどむ肉の欲を遠ざけなさい」

肉の欲を我慢できるようになるなら、相当な覚悟が必要でしょう。サタンはいつでも心にささやきかけます。何かを言われてもすぐカッとなって言い返さないことです(23)。心が平安で、たとえ身に覚えのないことでも冷静に振る舞い、正しい態度を取り続けるなら、人々は神を恐れていることを感じ始めるでしょう(12)。それは「善を行なっていて苦しみを受け、それを耐え忍ぶとしたら、それは、神に喜ばれることです(20)」とあるように、正しい行ないのゆえの苦しみは神からのものです。ペテロはそのように耐え忍ぶために、キリストを信じる者を召されたのだと書いています(21)。イエス様が地上に残らず人々に福音をゆだねたのは、信じる者の態度をとおしてキリストを証しするためです。それが神の最初からのご計画であり、人が神を鏡のように反映しなければ、人を造った意味がなくなってしまいます。ただ、神とともにいて賛美して、主を礼拝する存在でなく、神の御心を映し出すものとして、信じない人への証しとなるように考えておられたのだと思います。そのための十字架であり、信じることで牧者であり監督者のもとに帰ったのです(25)。