1ペテロ1章 主のことばはとこしえに変わることがない

1ペテ1:24-5「人はみな草のようで、その栄えは、みな草の花のようだ。草はしおれ、花は散る。しかし、主のことばは、とこしえに変わることがない」とあるからです。あなたがたに宣べ伝えられた福音のことばがこれです」

イザヤ書の訳では「神のことばは永遠に立つ(イザ40:8)」となっています。草がしおれ、花が散るように人の人生もやがては終わりを迎えます。どんなに歴史が変わろうとも変わらないものもあります。それが神のことばです。イエス様は「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる(マタ4:4)」と言われています。これは申命記からの引用で(申8:3)、この地上が誕生したのも神のことばによってでした。もし、神を疑うならこの地上にあるものすべてを疑うことになります。神の発せられたことばによって、この世も人も動物も造られたのなら、神のことばが変わるときはすべてが崩壊するときです。それほど神のことばは完璧で、絶対に真実なのです。ペテロはこれは福音だと書いています。それは旧約聖書の中にある預言のとおりに、キリストは地上に来られ人の罪のために死なれ、甦られました。これが神のことばによることは明らかで、イエス・キリストこそが神のことばの証明なのです。神は人を救っただけでなく「朽ちることも汚れることも、消えて行くこともない資産を受け継ぐようにしてくださいました(4)」と本来なら受け継ぐことのできないものまで用意されてくださったのです。それもこれも人を愛するゆえです。