詩篇91篇 石に打ち当たることのないように

詩91:12「彼らは、その手で、あなたをささえ、あなたの足が石に打ち当たることのないようにする」

サタンがイエス様を誘惑したときに使った聖書の箇所が詩篇です。日本語では「詩」という文字が使われていますが、その内容は預言的なものもあり、神を讃えることばもあれば、神が人に語ったようなものも含まれています。サタンがみことばを知っているのにも驚かされますが、神のことばの力がサタンにきかないことも驚きです。イエス様の荒野での誘惑でわかることは、サタンは巧みに聖書のことばをあやつり人を間違った道へ誘導することもできるということです。それは人間の世界にも当てはまることで、聖書のことばをうまく繋ぎ合わせれば、適当な内容の文章などいくらでもできてしまいます。プロテスタントカトリックに対抗して、行ないや寄付した金額によって救われるのではなく、信仰によって人は救われるのだと説きました。その後、プロテスタントルター派やカルバン派、ピューリタン、長老派などいくつもに分かれていき、それぞれ強調する部分が違っています。同じ聖書を使っていても、文脈を考えずことばだけを切り取ってしまうなら、どんな内容の文章でもできてしまいます。それはサタンが使った手法と同じやり方です。イエス様は同じ聖書のことばでも、飛び降りることよりも、主を試みないことを選択したのです(マタ4:7)。