詩篇129篇 恥を受けて、退け

詩129:5「シオンを憎む者はみな、恥を受けて、退け」

シオンを憎む者は、イスラエルの神に逆らう者の意味だと思います。都に上って神に逆らうなら、最初からエルサレムまで来なければいいのです。他民族であってもイスラエルの神を信じる者もいたでしょう。イエス様は「わたしたちに反対しない者は、わたしたちの味方です(マコ9:40)」と言われました。エジプトにいるときも、神はイスラエルの民にエジプト人が好意を持たれるようにされ、彼らから金銀や宝飾物をもらうことができました(出12:36)。どんなに苦しいときがあっても、神が味方であるという確信がなければ神もその人を助けようがありません。最後まで希望を持ち続けることは、神への確信の現われです。キリストの十字架以降は、文字に仕えるのではなく、御霊に仕えるように変えられました(2コリ3:6)。御霊は決して神の律法に逆らう判断を促しません。御霊の導きは十戒を破ることなく、正しい判断をできるように助けてくださいます。それゆえ神に逆らう者を見たとしても、さばきを神にゆだね、しっかりと御霊の声に耳を傾けるべきです。そうすれば彼らは恥入り、退散していくでしょう。「主は、正しくあり、悪者の綱を断ち切られた(4)」は真実のことばです。