エゼキエル42章 神殿の周囲を測った

エゼ42:15「彼は、神殿の内側を測り終えると、東向きの門に私を連れ出し、神殿の周囲を測った」

この神殿の幻を見始めてからエゼキエルは一度も「エルサレム」ということばを使っていません。多くの人はエゼキエル神殿は現在イスラム教の黄金ドームの立っている所に建てられるのだろうと考えています。それは神殿といえば、ソロモンが建てた神殿であり、捕囚70年後に帰還したときも同じ場所に建てられました。その神殿はイエス様の時代まで続き、ヘロデ王は捕囚後建てられた神殿を大改築しています(ヨハ2:20)。ユダヤ人の誇りは黄金に輝く神殿を有するエルサレムでした。しかし、エゼキエル神殿には祭壇の下から水が流れており、その水は東に向かいアラバで合流し海にまで達しています(47:1-9)。アラバの海とは現在の塩の海のことを指しており、神殿から流れ出した水が入るところは水が良くなり、すべてのものが生きると書かれています(47:9)。この川は神殿ではくるぶしまでの浅い水でしたが(47:3)、次第に深くなりひざに達し、さらに1000キュビト行くと腰まで達し、最後は泳げるほどにまでになります(47:3-5)。もちろんエルサレムも神殿を建てられる候補だと思います。神殿の細部を作ったとしても、川のことを見落とすならエゼキエル神殿とは言えません。

 

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