エゼキエル46章 油三分の一ヒン

エゼ46:14「それに添えて、毎朝、六分の一エパの穀物のささげ物、上等の小麦粉に振りかけるための油三分の一ヒンをささげなければならない。これが主への穀物のささげ物であり、永遠に続く定めである」

エゼキエル神殿での1キュビトは、従来の長さに一手幅足したものになります(40:5)。それ以外の度量衡については何の記述もないのでおそらく、聖書に書かれているとおりの重さや量だと思われます。1エパは約23リットルで(レビ19:36)、バテはその10分の1になります(1王7:26)。ヒンはさらに少なく約3.8リットルです(出30:24)。ヒンとバテはおもに液体を計るときに使われ、エパは「かご」という意味があり穀物を計るのに使われます。重さだけを比較するならコル>エパ>パテ>ヒンの順になります。現在のイスラエルでは通貨には「シェケル」という単位が使われており、これも聖書の記述から取ったものです(創24:22)。1シェケルは日本円で36円程度です。このように度量衡の単位を揃えたとしても、肝心のイスラエルの国民の信仰が主に向かわなければ意味がありません。現在では聖書の律法を守っているイスラエル人のほうが珍しく、食事規定のコーシェルやハラールを守っている中、観光者のために豚肉を出すレストランもあり、イスラエルの若者もそれらを食べています。キリスト信者はペテロにあった夢のお告げで何でも食べることができるようになっています(使10:11-16)。

youbube チャンネル

https://www.youtube.com/channel/UCiH2__OOu9VDtHgMvYg6fjA