1歴代誌18章 ガテとそれに属する村落を

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1歴18:1「その後、ダビデペリシテ人を打って、これを屈服させ、ガテとそれに属する村落をペリシテ人の手から奪った」

ガテはもともとペリシテの5人の領主が治めていた土地の中の1つです。ガザ、アシュドデ、アシュケロン、ガテ、エクロンで(ヨシュ13:3)、ガザは現在もパレスチナの土地として残っています。ガザ地区イスラエルレバノン、シリアなどは地中海を抜けるルートであり、当時の西と東を結ぶ重要なポイントとなっていました。ガザにはアレキサンダー大王やナポレオンなども立ち寄り拠点としていた史実があります。イスラエルは4回の中東戦争を経て、シナイ半島は制圧できても、なぜかガザ地区だけは占領されずそのままパレスチナの地として残されています。2000年以上も前の土地の名前がそのまま残り、しかもガザと聞くならペリシテを連想するほど当時からイスラエルとは因縁の土地です。本来ならダビデがペリシテの土地を奪ったことで、ガザやガテなどのペリシテの領土もイスラエルに帰属するようになったはずです。しかし、ペリシテ人が地球上から根絶されたわけでもなく、彼らはアラブ人として現在もイスラエルとは敵対しています。パレスチナの語源がペリシテなのは音がよく似ているので容易に想像できますが、彼らはイスラム教という別の宗教でイスラエルに対抗しているのです。