アモス1章 ガザの城壁に火を送ろう

アモス1:7「わたしはガザの城壁に火を送ろう。火はその宮殿を焼き尽くす」
ダマスコ(3)、ガザ(6)、ツロ(9)、エドム(11)、アモン(13)、モアブ(2:1)、ユダ(2:4)そしてイスラエル(2:6)と8都市(あるいは8国)について預言されています。ガザはガザ、アシュドデ、アシュケロン、ガテ、エクロンのペリシテの5大領主に数えられ(ヨシュ13:3)、勢力を誇っていました。一時はユダが攻め取ったこともありましたが(士1:18)、ペリシテの支配下に戻っています(士16:1)。現在ではガザ地区と言えば、地中海に面する都市で、佐渡島より一回り大きい土地(360キロ平米)に約200万人が住み、人口過多の状態になっています。イスラエルとしては航空管制権と沿岸航行権を保持し続けたく、ガザをイスラエルに併合しようとしていますが、現在はユダヤ人はほとんど住んでいません。パレスチナ(ペリシテ)としては昔からの有力都市で、イスラム原理主義者たちは一歩も譲らない様子です。しかし、アモスの時代にはガザもアシュドテ、アシュケロン、エクロンと同様に(8)滅ぼされることが預言されています。ペリシテの主要都市も他のエドム、アモン、モアブと同じく主のさばきが下るのです。