2歴代誌16章 アサの治世の第三十六年に

youbube チャンネル

https://www.youtube.com/channel/UCiH2__OOu9VDtHgMvYg6fjA

2歴16:1「アサの治世の第三十六年に、イスラエルの王バシャはユダに上って来て、ユダの王アサのもとにだれも出入りできないようにするためにラマを築いた」

アサの心は一生涯、完全であった(15:17)、とあるように、アサは歴代王の中でも良い王に数えられています。後世にはヒゼキヤ、ヨシヤという偶像を完全に除去する王もいましたが(2王18:4、2王23:24)、アサは35年までは主にしたがっていました(15:19)。しかし、人生ですべてが平穏無事で過ごせるわけもなく、アサの治世の36年目にはイスラエル王バシャがイスラエルへの通行を妨害する事件が起きます。アサはアラムの王ベン・ハダデに銀と金を送り、イスラエルとの同盟を破棄してほしいと願います(5)。この行為が主の目には正しくないと判断され、予見者ハナニを送りアサにこれから先に戦いに巻き込まれることを預言します(9)。ハナニの言うクシュ人とルブ人の大軍勢というのは、クシュ人100万と300台の戦車で攻めてきた戦いのことです(14:9)。このときアサは主に拠り頼み、主はクシュ人を追い払っています(14:11-12)。ハナニは主はいつも全世界を見ておられ、心がご自分の心と一つになっている人を探しておられるのだと言います。アサはハナニに足かせをして拘束しましたが、このときアサが悔い改めていればアサの生涯はもっと輝いていたでしょう。