ネヘミヤ記1章 私は王の献酌官であった

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ネヘ1:11「ああ、主よ。どうぞ、このしもべの祈りと、あなたの名を喜んで敬うあなたのしもべたちの祈りとに、耳を傾けてください。どうぞ、きょう、このしもべに幸いを見せ、この人の前に、あわれみを受けさせてくださいますように。」そのとき、私は王の献酌官であった」

現代のサウジ・アラビアには王にコーヒーだけを入れる専門の人がいます。その係りは「カーヒージー」と呼ばれ、コーヒー豆を焙煎し、香りや味に対して熟練した技術を持っている人が選ばれます。聖書の時代のネヘミヤは王の献酌官だったと言っています。献酌官はおもに毒味を担当しますが、現代のコーヒー係りと同じように良い葡萄酒や杯を出すタイミングなど気配りが必要な役目です。それ以上に王の食事全般のお世話や、ときには話し相手になったりもする王の側近で高い地位にありました。献酌官は毒味をしていたので、王の命を預けられる信頼のおける人物出なければ選ばれません。その地位にユダヤ人であるネヘミヤがいたのは、ペルシャが人種を差別せず能力のある者を積極的に登用していたことがわかります。