パウロの夢見た教会

ロマ15:13「どうか、望みの神が、あなたがたを信仰によるすべての喜びと平和をもって満たし、聖霊の力によって望みにあふれさせてくださいますように」
パウロがローマの教会に対して締めの言葉を語ろうとしています。パウロ自身はすでに多くの土地を回り、もう行く所がなくなったとさえ言っています(23)。エルサレムからイルリコまでは約2千キロぐらい離れています(19)。日本の本州の長さが1450キロぐらいですから、日本の端から端まで伝道したことになります。パウロのバイタリティーというか情熱には、頭が下がります。最後にイスパニアに行き、その途中でローマに寄ろうとしていますが、ローマ教会に最後にはっきりと異邦人に対するビジョンを示しています。「異邦人を、聖霊によって聖なるものとされた、神に受け入れられる供え物とするためです(16)」パウロが律法のエキスパートとして、たどり着いた異邦人のビジョンとは聖霊によって整えられた供え物となることでした。つまり私たちのことです。教会の一人一人が聖なる供え物になり、人生を捧げ、委ねるならパウロの夢見た教会の姿が見えてくるのではないでしょうか?