ダビデが選ばれた理由

1歴28:4「けれども、イスラエルの神、主は、私の父の全家から私を選び、とこしえにイスラエルを治める王としてくださった。ユダの中から君たる者を選ばれたからである。私の父の家はユダの家に属している。主は私の父の子どもたちのうちで、私を愛し、全イスラエルを治める王としてくださった」
ダビデが最初に聖書に登場したのは、父エッサイの話の中です。「まだ末の子が残っています、あれは今、羊の番をしています(1サム16:11)」…聖書の中の証言で、ダビデは羊の番をする中でいろいろなことを学んでいたことがわかります。彼がサムエルの前に出たときには、琴の達人で、血色が良く、目が美しく、姿が立派でした(1サム16:12)。サウルはダビデを歌い手として側に置き、心が落ち着かないときはダビデの琴で心を癒していました(1サム16:23)。またダビデ自身がゴリアテと戦うときに、獅子や熊のあとを追い、それを殺し、口の中から羊を救い出すと語っています(1サム17:35)。自分自身に襲い掛かる獅子も熊も打ち殺していたのです。ダビデが実際に羊の番のとき何をしていたのかは書かれていませんが、1)琴が達人になるほど、賛美をしていた 2)羊を命がけで守り、猛獣を相手に戦闘
の訓練がされていた 3)容姿が端麗であった…これらのことが見えてきます。何よりもダビデが主と交わり、主を愛し、愛される理想とされる関係にあったことが王として選ばれた理由ではないでしょうか?