その場に立って賛美

2歴20:22「彼らが喜びの声、賛美の声をあげ始めたとき、主は伏兵を設けて、ユダに攻めて来たアモン人、モアブ人、セイル山の人々を襲わせたので、彼らは打ち負かされた」
あまりにもおびただしいアモン人とモアブ人の数にヨシャパテは恐れを抱いていました。主の霊はアサフ族の一人に下りました(14)。アサフは神殿において聖歌隊を任され、賛美に関しては抜きん出た才能がありました(1歴16:5)。つまり軍の将軍や、祭司のリーダーに霊が下ったのではなく、賛美のリーダーに主の霊が臨んだのです。そして主が命じたことは、戦うことでなくその場にしっかり立ち続けることでした(17)。その言葉どおり、賛美するものたちが武装した者たちの前に立ち賛美したのです(21)。預言者の言葉を信じなければ、これほど怖いことはありません。賛美奉仕者の手には武具などなかったからです。丸腰で敵の前に立ち、歌を歌うのは半端ない信頼がないとできないことです。主の勝利が常に戦うことの結果とは限りません。賛美も相手を駆逐する有効な手段だと学ばされます。問題から目をそらせず、その場にしっかりと立ち、心から賛美するのです。そこに勝利の鍵があります。