回復される主の命令

ネヘ8:14「こうして彼らは、主がモーセを通して命じた律法に、イスラエル人は第七の月の祭りの間、仮庵の中に住まなければならない、と書かれているのを見つけ出した」
律法が捕囚の間に失われ、世代が変わり、多くの人が本来神が命じた命令を忘れていました。エズラは「学者(4)」と呼ばれ、現代で言う聖書学者のような立場でした。モーセ5書に書かれている命令だけでも数百にのぼります。神の言葉が読まれるたびに、エズラは主をたたえ、民は「アーメン、アーメン」と言いながら主を礼拝した(6)、とあります。そして読み上げられた律法の中で仮庵に関することが発見されました。彼らはさっそく、山に行き書かれている材料で仮庵を作り、祭りを行ったのです(15)。驚いたことにヨシュアの時代からその日まで仮庵の祭りが行われていませんでした(17)。それはイスラエルの歴史の中で、行われたことのない幻の祭りと言ってもいい祭りです。エズラを始め、捕囚から戻ってきた民がいかに、主に飢え渇き、心から主を求めていたかがわかります。イスラエルの民はまるで断食をしたかのような渇きをもって主を礼拝しました。クリスチャンもときに、断食をして、主を求める力を得る必要があると思います。ネヘミヤから学ぶことは、主から離れていても必ず見つけ出してくださり、回復できるということです。最後まで信仰を持つ人だけが体験できる大切な真理だと思います。