ルカ1:56「マリヤは三か月ほどエリサベツと暮らして、家に帰った」
ルカでは、受胎告知はマリヤに対して行われています（28）。マタイではヨセフの夢によって、いろいろなことが知らされています。両方に対して、何らかの告知があったのだと思います。イエス様とバプテスマのヨハネとの年齢差は６ヶ月です。さらに受胎告知があってからマリヤはすぐに、親戚のエリサベツを訪ね、３ヶ月一緒に暮らしました。つまりその間は、夫ヨセフはマリヤが妊娠していることを知らなかったと思われます。妊娠３ヶ月は、つわりなどが収まる時期だと言われています。ヨセフがマリヤから妊娠を知らされたのも、このころではないでしょうか？妊娠３ヶ月は、はっきりと子供が出来たことが分かる時期でもあります。マリヤが間違いの無い事実を突きつけられることができたのは、受胎のときに御使いから知らされていたからです。しかし、ヨセフにとってはとんでもないことです。しかし、ヨセフは夢で知らされる前に、マリヤを去らせようとします。ヨセフはその名前と同じ旧約の英雄、夢を解き明かすヨセフのように夢で多くのことを知らされます。二人に起きたことがそれぞれ合わさって、イエス様の誕生が実現しました。神は不思議な方法を見せてくださいます。
