父の子が孫よりも

創25:26「そのあとで弟が出て来たが、その手はエサウのかかとをつかんでいた。それでその子をヤコブと名づけた。イサクは彼らを生んだとき、六十歳であった」
リベカは美しく(24:16)、よく気がつき、働きものでした。すべてを兼ね備えたような女性でしたが、ただひとつ大きな問題がありました。それは彼女が不妊であったということです。イサクがリベカをめとったのは40才のときです(20)。「主は彼の祈りに答えられた(21)」は、祈り始めてから20年たったことを指しています。それはとんでもない忍耐のいる祈りでした。聖書ではたった1節の中に簡単に書かれていますが、イサクが50才になってもまだリベカが身ごもらないことは大きな焦りだったろうと思われます。現代よりも少し長生きができたとしても、200才までは生きられません。それよりも、自分の父アブラハムは自分を追い越して、後妻をもらいどんどん子供を産むのを目の当たりにしているのです。サラは127才で死んだとき、アブラハムは137才でした(23:1)。アブラハムの繁殖力には息子も脱帽なのではなかったでしょうか?