ヨセフは二人の子に分けられ

創48:5「今、私がエジプトに来る前に、エジプトの地で生まれたあなたのふたりの子は、私の子となる。エフライムとマナセはルベンやシメオンと同じように私の子にする」
エフライムとマナセをヤコブの子とするなら、ヤコブの子は14人になってしまいます。出エジプトを終え、荒野にイスラエルの民が集まったときに、主が民の数を数えるように命じておられます。その際に、ヨセフ家はエフライムとマナセに分けられ、父ヨセフの名前はもうヤコブの12人の子どもではなく、代わってエフライムとマナセがヤコブの子どもとして数えられました。そうするとヤコブの子どもは13人の計算になります。しかし、レビ族だけは約束の地の割り当てがなく、主に直接仕える者たちとなり祭司としてその家系を継続させるようになりました(民26:57-62)。すべては主のご計画の通りで、主はヤコブから出る子孫の中にご自分に使える祭司職までも用意されていたのです。そのきっかけになる言葉がこのヤコブがヨセフに語った言葉です。この後、ヤコブは手を交差させ、右手をエフライム、左手をマナセに置いて祝福し、弟が兄よりも数が増え、大いなる国民になる預言が語られます(24-20)。カインとアベルエサウヤコブ、マナセとエフライム…それぞれ後のものが先を追い越し、祝福を受けています。それはアダムとイエス様にも当てはまる神の原理です。