死を味わわない人

マタ16:28「まことに、あなたがたに告げます。ここに立っている人々の中には、人の子が御国とともに来るのを見るまでは、決して死を味わわない人々がいます」
ここの箇所についてはさまざまな意見があります。いろいろな解釈の中では、特に「人の子が御国とともに来る」という箇所から、再臨に関係していると考える人は多いようです。確かに、イエス様が御国と来る日はまだ実現していないことですし、再臨のことだと考えるのは自然なことです。そうなると、何人かはまだ生きながらえて2000年経った今でも地球上のどこかにいるということになります。ヨハネは「わたしの来るまで彼が生きながらえるのをわたしが望むとしても、それがあなたに何のかかわりがありますか(ヨハ21:22)」と言われ、何か意味深な言葉のようにも思えます。まだ十字架につけられる前にイエス様のまわりにいたのは12弟子たちです。この中でみずからの命を絶った者がいます。イスカリオテ・ユダです。彼は裏切り、堕落し、最後ははらわたが飛び出すような死にかたをしています(使1:18)。もし、残りの弟子たちが初代クリスチャンであるなら、彼らは死んだ後に「朽ちないからだ(1コリ15:53)」に変えられたと想像できます。そうするなら彼らは霊とたましいとともに、新しい朽ちない体で生きているのかも知れません。イエス様のまわりに立っている11人は死を乗り越え、イエス様の言われた通りになったのでしょうか?