罪のとりことなり

エレ30:16「しかし、あなたを食う者はみな、かえって食われ、あなたの敵はみな、とりことなって行き、あなたから略奪した者は、略奪され、あなたをかすめ奪った者は、わたしがみな獲物として与える」
罪の定義は「神から離れる」ことです。もっともわかりやすい罪は他の神を拝むことです。警察庁が2014年に発表したデータでは、覚せい剤で検挙された人の約半数は再犯で再び捕まるそうです。50歳以上だと79%の再犯率となり、年齢が上がるほど常習率は上がりなかなかやめられないという結果になっています。また、禁煙を決意した人の成功率は6%で、94%の人が失敗しています。さらに日本国内のアルコール依存症の数は230万人と言われ(WHOの算出法)、飲酒人口の26分の1は飲酒をコントロールできない状態にあるそうです。どんなに信仰があっても、薬や酒、タバコがやめられないのは「偶像崇拝」をしているのと同じです。どんなに自分の意思でコントロールしようとしても、常習性のある嗜好品は肉体を蝕むことはあっても、健全な状態でいることはできません。ユダヤ人たちが他の神を拝むことも、これらの依存の状態も何ら変わりないのです。依存は英語で「addiction」ですが、広い意味で心があるものの虜になることを「obsession」と言います。心が神以外のものでなく、神だけが「obsess」し、もっというなら聖書のことばに「obsess」されるなら多くの人は変わっていくと思います。