ミカ5章 アシェラ像をあなたのただ中から根こぎにし

ミカ5:14「わたしは、あなたのアシェラ像をあなたのただ中から根こぎにし、あなたの町々を滅ぼし尽くす」
現在ではアシェラやバアルなどを信仰する人はいませんが、石像や銅像などの神を拝む人々は多くいます。もし、それらの神々が本当の神ならば、今でも拝む人が後を絶たないはずです。アシェラは他の神の象徴であり、終わりの時代に登場する大きな宗教のことを指していると思います。それらの神々の特徴の一つは、目に見える形をとることです。それゆえ、ミカはもう自分の手で作った物を拝まない、と預言しているのです。ミカ書はイエス様の誕生の預言をしたことで有名ですが、ベツレヘム・エフラテという小さい村を救世主の誕生の地と預言しています(2)。聖書には多くの2番目の人たちが書かれています。キリストは最後のアダムと呼ばれ(1コリ15:45)、エサウヤコブに長子の権利を譲り(創25:34)、エフライムはヤコブの右手を頭に置かれ、兄マナセより先に祝福を受けました(創48:14)。ダビデは長男でなく8男ですし(1サム16:10)、ラケルも姉レアの妹です(創29:16)。それは聖書に一貫して書かれている「予兆」と「成就」の法則が生きているからです。今は、最初に造られた世界ですが、黙示録にはもう一度この世界が新しくなることが預言されています(黙21:1)。現在生きている世界は来るべき新世界の予兆に過ぎないのです。