世を愛してはならない

1ヨハ2:16「すべての世にあるもの、すなわち、肉の欲、目の欲、暮らし向きの自慢などは、御父から出たものではなく、この世から出たものだからです」
世を愛してはならない(15)…とは、肉の欲、目の欲、暮らし向きの自慢を愛することということになります。それでも金があれば使いたくなるし、異性に目を奪われることもあるでしょう。余裕があり、何不自由のない生活なら、人の心は神から離れていきます。創世記で蛇がエバを誘惑したときに、「園のどんな木からも食べてはならないと神は本当に言われたのですか(創3:1)」と聞きました。神が言われたことは善悪を知る木からのみ食べてはならないです(創2:17)。最初に全部を否定しておき、食べてよい物があるとなると安心するものです。「ちょっとなら大丈夫」というのは人間が法を破るときの常套文句です。例外のない法律はない…とよく言いますが、神のことばを守るときにはそれは適用されません。 主は人に自由意志を与えたらどうなるかを知っておられました。この世が誕生したときから主は自分のいのちをかけて、人を造る決心をされていたのです。人の創造を完成させるには自らのいのちを捧げなければなりませんでした。主はほむべきお方です。