創世記1章 食物としてすべての緑の草を与える

創1:30「また、地のすべての獣、空のすべての鳥、地をはうすべてのもので、いのちの息のあるもののために、食物として、すべての緑の草を与える」そのようになった」

聖書のことばとおりならば、動物はすべて草食だったことになります。しかし、現実には動物が他の動物を食べています。肉食は神がご計画された最初のイメージとは違っているのだと思います。神のことばは「全地の上にあって、種を持つすべての草と、種を持って実を結ぶすべての木をあなたがたに与える。それがあなたがたの食物となる(29)」というものであり、その中には獣や鳥は含まれていませんでした。なぜ、肉を食べるようになったかというと、そこには人にも動物にもある肉の欲がそうさせたのだと思います。「肉の欲」ということばは、パウロ、ペテロ、ヨハネたちも使っているものです(ロマ13:14、1ペテ2:11、1ヨハ2:16)。おそらく、人が罪を犯した瞬間に、世界の様子は一変したのだと思われます。人が神のことばに従わず、自分の判断で、肉のおもむくままに行動した結果、罪が人の世界にも、動物の世界にも入ってきたのではないでしょうか。罪は何かのルールを破るということではなく、神から離れるという意味です。ベジタリアンやビーガンを支持するつもりはありませんが、それらの人々が健康で生きているのは事実です。タンパク質を摂取するためには、知識が必要ですが、主は最初から地の緑の中にすべての栄養を満たすように用意していたのです。