定めの時

ダニ11:29「定めの時になって、彼は再び南へ攻めて行くが、この二度目は、初めのときのようではない」
「定めの時」の定めはヘブル語で「mowed(モエード)」が使われており、ある決まった時のことです。ダニエルの幻には「これはまだ多くの日の後のことだから(8:26)」などと、近々の予言と終わりの時代のことが入り混じっています。29節からはなにか時代が飛んでいるようにも読み取れます。さらに「定めの時がまだ来ないからである(34)」ともあり、終末をにおわせる表現が続きます。第2次世界大戦ではユダヤ人が半数も殺されながら、それはまだ艱難ではなく歴史は続きました。北の王は多くの人が支持してるようにエピファネスのことなのだと思います。ここに書かれている「二度目」は、彼のような性格を持った虐殺者が終わりの時代に現れ、もう1度エピファネスの行いをなぞるように神殿を汚し、忌むべきものを捧げるようになるのではないでしょうか?それには神殿が再建しなければなりません。多くの終末の出来事はエルサレムに神殿が再建されることによってスイッチが入ったように次々と成就していくのだと思います。