ヘブ2:14「そこで、子たちはみな血と肉とを持っているので、主もまた同じように、これらのものをお持ちになりました。これは、その死によって、悪魔という、死の力を持つ者を滅ぼし」
血の購いは血によってなされるのが聖書に書かれているルールです(創42:22など)。旧約の時代は動物の血を流すことにより、罪の購いをしていました。血にはいのちがあり(レビ17:14)、いのちで罪は購われるからです。しかし、どんな動物のいけにえであろうと神が満足されることはありませんでした(10:6)。唯一、汚れのない、傷のないしかも神が満足されるいけにえはイエス様ご自身です。ヘブル人の持つイエス・キリストはみ使いより下なのかについて、「しばらくの間、低いものとし(7)」と認め、その理由として肉体を持たなければならないことを説明しています。肉を持つことは大きなリスクでもあり、今まで悪魔の誘惑に勝ち律法を全うした者はいません。イエス様だけが律法を全うし、汚れのない唯一のいけにえになる資格があったのです。アダムによりもたらされた「死」は、第2のアダムによって打ち消され永遠のいのちをもたらしました(1コリ15:45)。
