聖霊が言われるとおり

ヘブ3:7「ですから、聖霊が言われるとおりです。「きょう、もし御声を聞くならば」」
聖霊」はギリシャ語で「pnemuna hagion(プネウマ ハギオン)」で1つの単語扱いしている箇所が多くあります。聖霊は「満たし(ルカ1:15)」「下られ(ルカ3:22)」「臨まれ(使1:8)」「受ける(使2:33)」「注がれ(使2:33)」などと、人の外から影響を与える表現がほとんどです。唯一、アガポという預言者パウロに手足を縛られ異邦人に渡されることを聖霊によって語られています(使21:11)。この記述は聖霊が未来を示した珍しい例になります。しかし、パウロが御声として示されたものは詩篇95編の7から11節までの箇所でした。聖霊の働きは「助け主(ヨハ14:16)」(ギリシャ語パラクレイトス)だと言われ、ほとんどが励ましたり、力づけてくれることが使徒の中に書かれています。そしてもう1つ大切な働きがイエス様が言われた「あなたがたにすべてのことを教え、また、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます(ヨハ14:26)」というものです。みことばを思い起こさせ、真理を教えるのが聖霊の重要な役割です。