シナイ山で命じられたもの

レビ7:38「これは、モーセがシナイの荒野でイスラエル人に、そのささげ物を主にささげるよう命じた日に、主がシナイ山モーセに命じられたものである」
ささげ物の内で牛や羊などは家畜としてエジプトから持ってきたものです(出12:38)。小麦粉や多少の穀物もエジプトを出るときに持ち出したことが書かれています(出12:39)。また、金や銀もエジプト人から好意をもってもらったとあります(出12:36-37)。それでも主の命じる金の量や毎日のように捧げる穀物を獲得するのは大変だったと思います。食物でさえ荒野ではどうすることもできず、主の憐みによって毎日マナが天から降ってきました(出16章)。これは全くの想像ですが、ある程度自給できないものは、土着の近隣の民族たちと交換していたのではないでしょうか?イスラエルの民は40年の荒野の旅を終えたときに「主は、この四十年の間あなたとともにおられ、あなたは、何一つ欠けたものはなかった(申2:7) 」とモーセは語っています。どういう方法にしろ40年を振り返ったときに欠けるものは何1つなかったというのは奇跡以外の何ものでもないでしょう。全部が全部、天から降ってきたわけではないでしょうが、1つ1つの必要が満たされるには、主が働かれていなければ不可能だったと思います。