夫(妻)を救えますか

1コリ7:16「なぜなら、妻よ。あなたが夫を救えるかどうかが、どうしてわかりますか。また、夫よ。あなたが妻を救えるかどうかが、どうしてわかりますか」
「救う」はギリシャ語で「sozo(ソゾ)」で「危険から助け出す」という意味です。ここでは罪の状態から解放される意味で使われています。それは唯一イエス・キリストを信じる信仰によって完成するのですが、未信者の妻あるいは夫が信じるかどうかはクリスチャンの配偶者の一存では決められないようです。聖書には「息あるものはみな、主をほめたたえよ(詩150:6)」とすべての人が主に立ち返り賛美することを望んでいます。また「信じる者が一人として滅びることなく(ヨハ3:16)」ともあり、信仰を持つことが大前提になっています。しかし、別の個所には「いのちの書」に名前の載っていない者は滅びるともあります(黙20:15)。そうすると未信者の配偶者を持つものは彼らの救いを主の御心にゆだねるしかな くなります。それでも主は「わたしは離婚を憎む(マラ2:16)」と語り、神によって結び合わせた者を引き離さないように忠告しています(マコ10:9)。離婚は原則禁止ですが、相手が離れていく場合は許されています(15)。未信者の配偶者が救われるのだと確信して結婚しても、それを決めるのは神ご自身です。