足のちりをなめる

イザ49:23「王たちはあなたの世話をする者となり、王妃たちはあなたのうばとなる。彼らは顔を地につけて、あなたを伏し拝み、あなたの足のちりをなめる。あなたは、わたしが主であることを知る。わたしを待ち望む者は恥を見ることがない」
ユダヤ人の迫害はキリスト教の広がりとともに激しくなっていきました。その理由の一つにキリストを十字架につけたのはユダヤ人だということが挙げられます。その中でも「その人の血は、私たちや子どもたちの上にかかってもいい(マタ27:25)」は、迫害の根拠になる聖書個所です。キリスト教国家でも迫害を受け、イスラムの国々ではある程度の自由は認められるもののやはり、アラブ人よりは下に見られた生活を余儀なくされるのです。そして、ホロコーストポーランド、ロシアの迫害を経てイスラエル建国に至りました。現在でもイスラエルが他国から尊敬されるとは言いがたいですが、四方イスラム圏の中であたかもくさびを打つようにイスラエルが単独で存在しているのには意味があると思います。彼らの贖いのときには異邦人であるクリスチャンがねたむほどに主がユダヤ人を愛していることがわかるでしょう(43:4)。顔を地につけて拝んだり、足のちりをなめるかどうかはわ かりませんが、各国のリーダーたちは主の大いなる主権と偉業に驚き、主の愛されたユダヤ人はもはや差別する対象ではなくなるのです。