くちびるの実を創造した者

イザ57:19「わたしはくちびるの実を創造した者。平安あれ。遠くの者にも近くの者にも平安あれ。わたしは彼をいやそう」と主は仰せられる」
主はむさぼった者に対していつまでも怒っているわけではありません(16)。怒りは主から出る霊とたましいが衰えさせるとあります(16)。主は「心砕かれて、へりくだった人とともに住む(15)」とあるように、怒ることを本意としていません。人の心が不安定でいつも怒りを感じるなら、どうやって主がそのような人に近づくことができるでしょうか?主ご自身がへりくだっておられるのです(マタ11:29)。そのへりくだりは人にはとても理解できるようなものでなく、「神の御姿であられるのに、神の在り方を捨てられないとは考えず(ピリ2:6)」とあるように、神の在り方を捨ててまでも人を救おうとなさったのです。そしてやがては「すべての舌は神をほめたたえる(ロマ14:11)」とあるように、くちびるの実を造られた方はくちびるを正しい使い方で使うように望んでおられます。癒されるためには口から不満や呪いの言葉をまず取り除かなければなりません 。心に罪を残したまま、主の前に出ることはできないのです。怒りを取り除くことは、高慢にならない第一歩だと思います。