7つの御霊

黙5:6「さらに私は、御座――そこには、四つの生き物がいる――と、長老たちとの間に、ほふられたと見える小羊が立っているのを見た。これに七つの角と七つの目があった。その目は、全世界に遣わされた神の七つの御霊である」
7つの目は7つの御霊だと説明しています。原語のギリシャ語では「hepta pneuma theos(ヘプタ ニュマ ゼオス)」となっており、「pneuma」は聖霊のことです。聖書の中で聖霊が語られるときはすべて単数形で語られており、1人格で表現されています。また、三位一体の中でも「父、子、聖霊」はそれぞれ独立した1人格を表しています。御霊が7つとはどういう意味なのでしょうか?イエス様が復活されたときに、イエス様は同時にいろいろな場所に現れたと書かれています(1コリ15:6)。遍在する神は、聖霊においていも同じだとするならば、7つの御霊というのは全世界の7箇所、あるいは7つの教会へ使わされた御霊の数だと言えます。御霊が7つだから遣わされたというより、7つの教会があるから御霊を7つ送られたと考えるほうが自然です。黙示録をはじめて読む人でも、これだけ「7」という数字が強調されているなら、何か意味があるだろうと思うはずです。神の数字「7」は人には与えられない数字です。人、サタン、獣は聖書の中で「6」という数字が使われます。黙示録は人が完全になるために「6」から「7」への移行への書簡だと思います。それゆえ7が象徴的に現れているのです。