口のみことばを聞いた

詩138:4「主よ。地のすべての王たちは、あなたに感謝しましょう。彼らがあなたの口のみことばを聞いたからです」
「感謝しましょう」は口語訳では「感謝するでしょう」となっており、これから起きることのように書かれています。「口のみことば」は「主の言われたこと」を指しています。すべてのものの頂点に「主の語られたことば」が位置づけられ、それは主の御名によるのだとあります(2)。ちょっと難しい訳ですが、口語訳は「み名と、み言葉」がすべてのものに勝ると訳し、新共同訳では「御名のすべてにまさってあなたは仰せを大いなるものとされました」とあり、「仰せ」すなわち主の語られたことばが最も上にあるとしています。すべての王が主の語られたことばを 感謝するときが来るのでしょうか?ダビデはすでにそのときを予感しています。私たちには聖書という神のことばが与えられていますが、もし実際に神が語られることばを聞けたとしたなら、それはそれで最高の喜びとなるでしょう。もちろん聖書のことばをないがしろにするという意味ではありません。神の語られたことばはひとつとして地に落ちることはないからです(イザ40:8) 。聖書のことばは永遠に真理であり、いつの時代でもすたれることはありません。