ヨブ28章 調べ上げられた

ヨブ28:27「そのとき、神は知恵を見て、これを見積もり、これを定めて、調べ上げられた」
口語訳では「神は知恵を見て、これをあらわにし、これを確かめ、これを極められた」となっています。どこを探しても見つからない知恵の正体は何でしょうか?人にも(13)、淵や海も(14)知らず、金やめのうサファイヤで価値を計ることができません(16)。滅びや死も「うわさを聞いたことがある(22)」と語っています。ついには神ご自身が精査して人に告げたことは「主を恐れること、これが知恵である(28)」というものでした。奇しくもソロモンが得た答えと同じです(箴1:7)。「恐れる」のヘブル語「yiarh(ヤラアー)」には、尊敬するという意味も含まれています。ただ恐いと思うだけでなく、畏敬 の念を持ち、近づくことさえ恐れ多いと思うことだと思います。それは主を認め、目には見えないけれども主の語られたすべてのことばが真実であることを確信することです。どんな天才でも突き詰めるなら神の存在にたどり着くと言います。まして、聖霊を受けた身ならばなおさらのことです。ヨブが悟っていたことは聖書の奥義でした。