忌みきらうべきもの

エレ16:18「わたしはまず、彼らの咎と罪に対し二倍の報復をする。それは彼らがわたしの国を忌むべきもののしかばねで汚し、忌みきらうべきものを、わたしの与えた相続地に、満たしたからである」
モーセに授けられた十戒の最初は「わたしのほかに、ほかの神々があってはならない(出20:3)」です。ここでの「忌み嫌うべきもの」はヘブル語は「shiqquwts(シクイッツ)」が使われており、「忌み嫌うべき偶像」とも訳せます。イスラエルの民が「かたくなな心のままに歩み、わたしに聞き従わない(12)」ので「あなたがたが生きているうちに、楽しみの声と喜びの声、花婿の声と花嫁の声を絶やす(9)」と言われています。非情で酷な宣言ですが、同時にエレミヤは70年後には「あなたがた をこの所に帰らせる(29:10)」と預言しています。これはあの有名な「わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ(29:11)」のときに語られたものです。主には明確なご計画があります。たとえ、喜びの声を絶やされたとしても、それが永遠に続くわけではありません。どんなに苦しい試練を通ったとしても「将来と希望を与えるため(29:11)」のご計画を立てておられる方がそばにいてくださいます。それは信じる者にとっては、まさしく希望であり、心に平安が与えられるものです。