バビロン移住からキリストまで

マタ1:17「それで、アブラハムからダビデまでの代が全部で十四代ダビデからバビロン移住までが十四代、バビロン移住からキリストまでが十四代になる」
14×3=42 の系図ではなく、アブラハムからダビデダビデからバビロンとダビデは2回数えられ、ダビデからヨシヤまでの14世代を1区切りにしています。また、バビロン移住はヨシヤからではなくエコヌヤ(エコニヤ)から数えられています。この系図には列王記や歴代誌に書かれている王が列挙され、ユダ族出身のダビデの末裔がイエス様だということを強調しています。しかし、あれほど主に逆らって油注がれた者に手を下せない(1サム24:10)と、必死にサウルを守ってきたダビデでしたが、この系図にはサウルの名前はありま せん。あたかもユダ王国ダビデからスタートしたかのようです。系図の名前も捕囚後バビロン、ペルシャギリシャ、ローマと国は変わりましたが、70年後の神殿再建の出来事以降(エズラ、ネヘミヤ書)、聖書に記述がないために確かめようがありません。唯一ゾロバベル(ゼルバベル)は聖書に何回も登場します(エズラ、ネヘミヤ、ゼカリヤ書)それ以降はわかりません。イエス様は祖父にあたるヤコブや曾祖父のマタンとは面識があったのでしょうか?