2王20:20「ヒゼキヤのその他の業績、彼のすべての功績、彼が貯水池と水道を造り、町に水を引いたこと、それはユダの王たちの年代記の書にしるされているではないか」
イエス様の時代に盲人が癒される記事がありますが、その際に登場するのがシロアムの池です(ヨハ9:6)。エルサレムは、水道の発達により繁栄した町です。2004年にシロアムの池が従来の場所ではなく、もう少し西にあることが発見され、さらに調査が進んでいます。イエス様の盲人の癒しの行なわれた場所は、エルサレム聖地旅行でも主要なルートになっており、多くに人が訪れています。その起源がヒゼキヤで、彼は高き所を取り除き、石の柱を打ちこわし、アシェラ像を切り倒し、さらにモーセの青銅の蛇まで 打ち砕いたことで有名です(18:4)。しかし、王の年代記にも記された、貯水池と水道の建設については聖書は多くを伝えていません。バビロン王に宝物倉の中を全部見せてしまった失敗もありますが(15)、偶像を除き、水道を整備した王としての手腕は評価されるべきだと思います。ヨシヤ王に続き、善王の誉れの高いヒゼキヤを主はアッシリアに渡さず、一夜にして主の使いが18万5千のアッシリア兵が打ち殺されます(19:35)。主はヒゼキヤに報いたのです。
