3列王記19章 あなただけが神であること

2王19:19「私たちの神、主よ。どうか今、私たちを彼の手から救ってください。そうすれば、地のすべての王国は、主よ、あなただけが神であることを知りましょう」
ヒゼキヤの父アハズはアッシリアに援軍を要請し、アラムとユダを追い払いました(16:7-9)。さらに、ダマスコを訪ねたアハズは異教の祭壇にすっかり魅了され、そっくりな祭壇をエルサレムの神殿に作らせ、拝んでいます(16:10-12)。このように主の道を歩まなかった父アハズに、ユダ国史上ヨシヤと並び称されるヒゼキヤが生まれるのです。アハズ王やその父ヨタム王のときにもイザヤはいましたが(イザ1:1)、ヒゼキヤはイザヤを真の預言者と認めていました。それは、ラブ・シャケが神を冒涜する言葉を言ったとき(18:28-35)、すぐにイザヤに伺いを立てていることからもわかります(2)。そして何よりも、神殿に赴き主の前に祈り、まことの神に伺いを立てています(15-19)。レハブアムから数えて12代目のヒゼキヤのときにようやく高き所が取り除かれました(18:4)。なんと200年以上の歳月がかかっています。しかも、ヒゼキヤの息子マナセは高き所や偶像を復活させ(21:3)、ヒゼキヤの善行もわずかな時間だけでした。それでも、イスラエル国とユダ国から取り除けなかった高き所を取り除いたのは、ヒゼキヤだけです。残りのすべての王たちは、ヨシヤ王の除いて偶像を拝んでいます。