2歴代誌33章 すべての祭壇を取り除いて

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2歴33:15「さらに、彼は主の宮から外国の神々と偶像、および、彼が主の宮のある山とエルサレムに築いたすべての祭壇を取り除いて、町の外に投げ捨てた」

マナセに関する記述は歴代誌と列王記では相当に違っています。列王記ではマナセの悪行ばかりが際立ち、特に主がご覧になったのは「罪のない者の血まで多量にながし、それはエルサレムの隅々に満ちるほどであった(2王21:16)」ということでした。一方、歴代誌ではもちろんマナセの悪行が描かれ、ユダとエルサレムの住人を惑わせたと書かれています(3-6)。しかし、歴代誌が大きく違っているところは、一度はマナセがアッシリアにつかまり、バビロンへ連行された事実が書かれていることです(11)。しかも、そのときにマナセはへりくだって、父ヒゼキヤの神、聖書の神に祈ったとあります(12-13)。彼は釈放され、エルサレムに帰った後、「主の宮から外国の神々と偶像、および、彼が主の宮のある山とエルサレムに築いたすべての祭壇を取り除いて、町の外に投げ捨てた(15)」と書かれています。列王記では、マナセが流した罪のない者の血のため、その罪を赦そうとしなかった(2王24:4)とあります。また、エレミヤの預言の中にもマナセの罪のためにエルサレムを赦さないと預言されています(エレ15:4)。マナセが悔い改める前の悪行があまりにもひどかったことが推測されます。